【Suuuh編集部】リボンを使ったラッピング講座!基本の結び方&簡単アレンジのコツ
これまでに何度かプレゼントを贈る企画を行ってきたSuuuh編集部。今回は、プレゼントには欠かせないラッピング、中でも誰でも簡単にできる「リボンの掛け方・結び方」に挑戦!それぞれの手順と、ラッピングにぴったりなリボンやアレンジ方法をご紹介しています。ぜひ参考にして、贈りもののおめかしを楽しんでみてくださいね。
Suuuh編集部が実践!プレゼント用の簡単リボンラッピング
クリスマスシーズンに差し掛かる2023年の12月、ライターさんへのプレゼント企画を振り返っていたSuuuh編集部。去年も今年もライターさんへプレゼントを贈りましたが、準備の際ラッピングの難しさに改めて気づきました。
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紙博のお裾分けっこでも各々がラッピングを施したのですが、プレゼントを素敵に装うためにドキドキしながら臨んだものでした。
そんな”誰かに何かを贈る”機会が多いことに気づいたSuuuh編集部、今回はプレゼントのラッピング企画を実施することに!
編集部がセレクトしたラッピングボックスとリボンを使って(思わずため息が出るほどかわいい組み合わせになりました)、簡単なリボンの掛け方・結び方に挑戦です。
来るバレンタインデーや誕生日、日頃の感謝を伝えるシチュエーションなど様々なギフトシーンで、ぜひ参考にしてみてくださいね。
基本的なリボンの掛け方4つ
まずは、基本的なリボンの掛け方を4つご紹介します。蝶結びのやり方については、「リボンの結び方4つ」で解説しています。
①横一文字掛け
横一文字掛けは、箱を正面にしたときに横にリボンを1本巻いて結ぶ方法です。
結び方
手順①リボンの切り口を持って、作りたい蝶結びの大きさで輪をひとつ、たれをひとつ作ります。人差し指と親指でつまんだところがスタート位置です。
手順②スタート位置に当たる場所を左端に親指で固定し、そのままスタート位置を見失わないようにしながら、右側のリボンを1周させます。
手順③リボンの切り口を、1周させたリボンの上から左下に来るように通します。
手順④箱の角で、リボンをしっかりと結びましょう。
手順⑤蝶結びをして形を整えたら、リボンを中央に移動させます。
手順⑥リボンをカットして、完成です。
②縦一文字掛け
縦一文字掛けとは、箱を正面にしたときに縦にリボンを1本巻いて結ぶ方法です。
結び方
手順①リボンの切り口を持って、作りたい蝶結びの大きさで輪をひとつ、たれをひとつ作ります。人差し指と親指でつまんだところがスタート位置です。
手順②スタート位置にあたる場所を、箱の上部に親指で固定します。切り口側のリボンを下側に向けて、上部から箱の裏を通してぐるっとリボンを1周させます。
裏側をぐるっと周ります。
手順③1周したリボンに対して、切り口側のリボンを右から左に通します。
手順④上部で、リボンをしっかりと締めましょう。
手順⑤蝶結びをして形を整えたらリボンを中央に移動させます。
作ったリボンを真ん中に移動して…
手順⑥右側をカットして、完成です。
③斜め掛け
斜め掛けは、箱を正面にしたときに、右上と左下の角に対して斜めにリボンを巻く結び方です。
結び方
手順①リボンの切り口側を持って、作りたい蝶結びの大きさで輪をひとつ、たれをひとつ作ります。人差し指と親指でつまんだところがスタート位置です。
手順②リボンの切り口側を上側にして、リボンのスタート位置を箱の上の角で押さえます。箱を正面に置き、時計の12時の位置から3時の位置にリボンを移動させてください。
手順③3時の位置に来ていたリボンを箱の裏に通し、6時の位置から表に出します。続けてリボンを9時の方向に移動させます。
手順⑤9時の位置までリボンが到達したら、再度箱の裏側にリボンを通し、12時の位置に戻します。
手順⑥切り口側のリボンを、回しかけてきたリボンの右側から左斜め下に通します。このときリボンが対角線になるようにして、しっかりと引っ張ってください。
手順⑦蝶結びをして形を整え、リボンの位置を移動させましょう。リボンをカットして、完成です。
④十字掛け
十字掛けとは、箱を正面にしたときに十字にリボンを巻いて中央で結ぶ方法です。
結び方
手順①リボンの切り口側を持って、作りたい蝶結びの大きさで輪をひとつとたれをひとつ作ります。人差し指と親指でつまんだところがスタート位置です。
手順②リボンのスタート位置を箱の中央に置き、切り口でない方のリボンを箱の下からぐるりと1周させます。
手順③箱の中央でリボンを交差させます。箱を正面に置いて時計に見立て、切り口でないリボンを9時の位置から箱の裏に通します。その後、3時の位置から中央に戻してください。
手順④切り口側のリボンを、回してきたリボンの右上から左下に通します。切り口側のリボンを左斜め下方向に、長い方のリボンを右斜め上方向に引っ張って結び目を締めましょう。
手順⑤切り口側のリボンで輪を作り、左手の親指と人差し指でつまみます。
手順⑥右上から切り口側でないリボンを下ろして輪を作り、左手で持っている輪の中に通します。
手順⑦結び目をしっかりと締めて、形を整えましょう。最後にハサミでリボンをカットすれば完成です。
リボンの結び方4つ
続いては、結び方の解説です。まずは蝶結びをご紹介。シンプルな蝶結びは、左右のバランスに気をつけて結ぶときれいに仕上がりますよ。
①蝶結び
蝶結びは一般的なリボンの結び方です。今回は、縦一文字掛けをしてご紹介します。左右の輪の大きさやたれの長さ、結び目などを意識して、シンメトリーな形を目指しましょう。
結び方
手順①最後に作りたい蝶結びの大きさより、少し大きめの輪とたれを作ります。交差する部分を人差し指と親指でつまみましょう。
手順②①でつまんだ部分を箱上部の角に当てておきます。切り口側でない方のリボンを箱の裏側に通し、箱の周りをぐるりと1周させましょう。
手順③元々押さえていた方のリボンを、1周させたリボンに被さるようにぐるりと通してひと結びします。
手順④左下にある切り口側のリボンで、輪とたれを作ります。作った輪に、右上側にあるリボンを2周分回し掛けます。
手順⑤2周目のリボンを1周目のリボンの内側にくぐらせます。
リボンの形になりました。
手順⑥結び目をキツくしながらリボンの形とたれの長さを整えたら、結び目を好きな位置に移動しましょう。余分なリボンをハサミでカットすれば、完成です。
point
蝶結びの整え方
輪の下側のリボンをギュッと引っ張ると、結び目がしっかりと決まります!
②ダブル蝶結び
ダブル蝶結びは、蝶結びの応用編です。蝶結びの輪が二重になるため、ボリューム感が増す華やかな結び方です。
結び方
手順①切り口側が箱の向かって左側に来るように、リボンを箱の下に通します。最終的に作りたい輪とたれの長さ分だけ左手に持っておきます。このとき、実際に仕上げたい大きさよりも少し長めにリボンを取っておくと◎。
手順②右側のリボンを左側の中央位置にもっていきます。切り口側のリボンは移動させたリボンの上に重なるように交差させて、下から上に通したあとに角のところでギュッと結びます。
リボンに面裏がある場合は、右上のリボンが裏面で、左下のリボンが表面になっているのが正解です。
point
ダブル蝶結びの整え方
箱の正面に向かって左側の角で結び目をかたく作っておくと、リボンが緩みにくくなりますよ。
手順③結び目となっている場所は押さえたまま、左下のリボンで、輪を3つ作ります。表面が見えるように上側に1つ目の輪を作り、リボンを手前に折り返して、下側に2つ目の輪を作ります。(画像の左薬指の輪)
手順④2つ目の輪を作ったら、リボンを上側に移動させて、手前に折り返しながら3つ目の輪を作ります。3つ目の輪は1つ目の輪と同じくらいの大きさにしてください。また、3つ目の輪を2つ目の輪に少し重ねましょう。出来上がった3つの輪の中心を、左手の親指と人差し指でつまんでおきます。
ここで、結び目をもう一度ギュッと締めておきましょう。
手順⑤切り口側のリボンを手前に折り返して4つ目の輪を作ります。
point
ダブル蝶結びの整え方
4つ目の輪は、最初に作った3つの輪より少し大きめに!
手順⑥3つの輪をつまんでいる左手人差し指の爪を結び目に当てながら、4つ目に作った輪を上から被せます。このとき、2つの輪が右側になっていることを確認してください。
手順⑦被せた4つ目の輪を、左人差し指が入っている隙間に右から左に向かって通します。
通りました!
手順⑧輪をそれぞれ左右に軽く引いて、結び目を少しだけ引き締めます。
手順⑨右下にあるたれを右側の2つの輪の裏側を通し、リボンの表面が見えるように手前に回し返します。
表面が見えました。
手順⑩左右の2つの輪の下側から親指を通し、親指と人差し指でつまみます。この状態で左右のリボンを外側に向けて真横にギュッと引っ張り、4つの輪の大きさを揃えましょう。最後に上側の左右の輪を外側に引っ張り、結び目をしっかりと引き締めます。左右のたれをカットすれば、完成です。
point
ダブル蝶結びの整え方
特に難しい⑩の手順は、以下の結び目の構造を理解すると、ギュッと締めやすくなりますよ。
右下のたれと左上の輪は繋がっています。
同様に、左下のたれと右上の輪は繋がっています。この2つを意識しながら、⑩の手順を行ってみてくださいね。
③片結び
片結びは、通称シングルループともいわれる結び方です。リボンの端のカット方法を工夫すれば、さまざまな表情が楽しめます。
結び方
手順①左側中央の角を目印に、切り口側のリボンで最終的に作りたい片結びの輪とたれの長さを準備しておきます。このとき、実際に仕上げたい大きさよりも少し長めにリボンを取っておきましょう。人差し指と親指でつまんだところがスタート位置です。
手順②スタート位置を押さえた状態で、右方向に引っ張ったリボンを箱の裏側に通します。
手順③表側に戻したリボンをたれの上に被せ、そのまま下から上に通しましょう。
手順④スタートした角の部分でギュッと結びます。
手順⑤左側のたれ部分で輪を作り、親指と人差し指で結びたい位置をつまみます。
手順⑥左手人差し指の爪を結び目に当てたまま、右上側に出ているリボンを輪の上側に被せます。
手順⑦被せたリボンを、左手の人差し指が入っている隙間に向かって通します。
手順⑧右手は輪に、左手は⑦で通したリボンに持ち替えます。両方を引っ張りギュッと結んだのち、形を整えてリボンをカットしたら完成です。
④ポンポンボウ
ポンポンボウは、お花のようなリボンの結び方です。立体感と華やかさが出て、リッチな印象になりますよ。
結び方
手順①人差し指〜小指の4本の指に、リボンを巻き付けます。
point
ポンポンボウの整え方
手に巻き付ける回数によって、完成したときのボリュームが異なります。このときは6回巻きつけました。
手順②リボンの巻き始めと巻き終わりが同じ位置になるようにカットして、短冊形になるようにぺたんこにします。
手順③②でぺたんこにした輪の四隅の角を、同じ角度でカットします。
手順④③で切り落とした部分が合うように重ねます。
手順⑤カットした窪みの部分に引っ掛けて、紐(細めのリボンや針金でもOK)を巻き付けて縛ります。
手順⑥結び目を軸に、一枚ずつ剥がすように形を作っていきます。
手順⑥お花の形になるようにリボンの輪を広げていき、形を整えて、完成です。
point
ポンポンボウの整え方
輪を広げていくときに、輪を立たせながら広げるのが立体感を出すコツ!
ラッピングリボンの種類と選び方
続いては、ラッピングにおすすめなリボンの種類をご紹介。艶感や触り心地、素材、幅など、実にさまざまなタイプのリボンが存在します。贈るものやシーン、使用するラッピングアイテムに合わせて使い分けてみてくださいね。
サテン
サテンは、表面の光沢や滑らかな手触り、マットな質感が特徴です。表裏が同じものと、表裏が異なる色や柄のものがあります。その上品な雰囲気から、プレゼント包装やウェディングデコレーションにも用いられることが多いです。
商品例①
両面サテンリボン
¥6,530(税込・参考価格)
商品例②
業務用 ロールリボン サテンリボン 10mm 1巻 91m (100 ヤード) | 白 黒 グレー シルバー
¥1,419(税込・参考価格)
商品例③
サテンリボン 3mm ブラウン・イエロー系 両面サテンリボン (無地 全16色)
¥13(税込・参考価格)
オーガンジー
オーガンジーは、うすく透き通る軽やかな雰囲気が特徴の平織物です。繊細な印象を与えるため、プレゼント包装のほかフラワーアレンジメントなどにも用いられます。
商品例①
オーガンジーリボン チェック柄 40mm(全6色)
ルナリボン
¥165(税込・参考価格)
商品例②
オーガンジーリボン [1m計り売り] 20mm(全21色)
¥110(税込・参考価格)
商品例③
オーガンジー リボン 13mm幅 50ヤード 全13色
¥339(税込・参考価格)
ペーパーラフィア
ペーパーラフィアは、丈夫な繊維質を持つシボ感が特徴の紙製リボンです。ナチュラルな印象を与えるため、クラフト紙やワックスペーパーと組み合わせて使うのがおすすめ。何本かを合わせて華やかさを出すこともできますよ。
商品例①
ペーパー ラフィア リボン 5mm幅×50m巻
HEADS(ヘッズ)
¥1,637(税込・参考価格)
商品例②
Raffia(ラフィア)レーヨン100% 合太-並太 50g(113m) 台湾製
¥726(税込・参考価格)
商品例③
ペーパーラフィア・キャトル 5mm×91m
東京リボン
¥1,524(税込・参考価格)
レース
レースリボンは、網目模様、刺繍などが施された繊細で柔らかな風合いのリボンです。上品な印象を与えるため、ウェディングデコレーションや女性向けのプレゼントにぴったり。
商品例①
レースリボン 幅広
¥300(税込・参考価格)
商品例②
リボン スカラップ刺繍レースリボン 50cm(ベージュ系3色)
¥250(税込・参考価格)
商品例③
【25cm】インド刺繍リボン(くすみカラー小花)
¥300(税込・参考価格)
紐
紐は、布や繊維などを細長く紡いだものです。単色のものだけではなく、組紐のように何色もの糸を使って編んだものもあります。単体での使用に限らず、ペーパータグなど他のアイテムとのアレンジの相性もバッチリです。
商品例①
ラフィア風 紐 1巻き ラッピング ナチュラルロープ 紐
¥598(税込・参考価格)
商品例②
ペラコーンアソートパック
¥4,950(税込・参考価格)
商品例③
ツイストコード Baker's twine【 グラデーション 細糸1mm 】
¥660(税込・参考価格)
簡単アレンジアイデア3つ
最後はおすすめのラッピングアイデアをご紹介!プレゼントのラッピングに一工夫加えるだけで印象がガラリと変わることも。組み合わせ次第で個性が出て楽しいです!
アレンジ方法①ラッピングリボンと包装紙をコーディネート
ラッピングに使うアイテムは、実はアイテム同士の相性がとっても大事。包装紙とリボンだけでも、おしゃれなコーディネートのパターンは無限大なのです。例えば大きな柄の包装紙なら単色リボン、小さな柄の包装紙なら柄と同じ色のリボンなど、組み合わせをちょっと工夫するだけで違った雰囲気を楽しめますよ。
アレンジ方法②シールでアクセントを
プレゼント用の包装紙や箱、リボンのインパクトがなんだか物足りない…。そんなときには、シールで手軽にアレンジしちゃいましょう。結び目を隠したいときや、リボンが箱から外れてしまうのを防ぐときにも大活躍です。
アレンジ方法③メッセージカードを添える
最後に、ラッピングにメッセージカードやタグをプラスする方法です。たったこれだけでもこなれた印象になりませんか? カードやタグに一言添えれば、より気持ちの込もったラッピングになりますよ。
まとめ
今回は、プレゼントのラッピングに役立つリボンの使い方をメインにご紹介しました。初めてチャレンジするリボンの掛け方、結び方に苦戦も見られたSuuuh編集部ですが、完成したラッピングのかわいらしさには大満足!
眺めているだけで思わず「かわいい〜…」とため息がこぼれてしまうプレゼントボックスが出来上がりました。
ひとくちにリボンといっても様々な種類があります。包装紙や箱のデザインもまたしかり。
そんなラッピングアイテムを組み合わせる楽しさも見出すことが出来ました!
皆さんもぜひ、誰かに何かをプレゼントする際には、プレゼント選びだけでなくラッピングまで楽しんでみてくださいね。