大切なギフトを丁寧に送ろう!ダンボール梱包における正しいテープの貼り方
フリマアプリの使用時から特別な日のプレゼントまで、荷物を送るときに便利なダンボール。そんなダンボール梱包における大敵「底抜け」は、テープの貼り方でガードできます。本記事では、ダンボール梱包における正しいテープの貼り方についてご紹介。大切な荷物を正しい梱包で守りましょう。
ダンボール梱包の脅威「底抜け」対策はテープにあり!
軽くて丈夫なダンボールは、梱包材の定番といえるアイテムです。しかし、梱包をした際に中身の重さによって底面のダンボールが開いてしまう「底抜け」トラブルを経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
ダンボールの底抜けは中身の落下にもつながるため、特に精密機器やデリケートな素材のものを送る際には注意したいですよね。そんなダンボールの底抜けですが、実は梱包に使うテープの貼り方を工夫するだけで防止できるんです。
貼り方によっては開け口部分をしっかりガードするだけでなく、ダンボールの強度をアップさせることもできますよ。大切なギフトを丁寧に送るには、送りたいものの種類や重量に合わせてテープの貼り方やテープの種類を変えることが重要です。
ガムテープだけじゃない!ダンボール梱包にぴったりなテープとは?
コスパ重視の「ガムテープ」
「ガムテープ」は手で簡単にちぎれる、やわらかいクラフト紙で作られています。耐水性や耐油性に優れているうえ、紙にしっかり貼れるので、ほかの種類の梱包用テープより扱いやすい傾向にあります。
その反面、重ね貼りをするとはがれやすく、耐油性があることからテープの表面に文字が書き込めません。また、ベースとなっているクラフト紙がしっかりと付着するため、剥がし跡が残りやすい傾向にあります。
高い強度で荷物を守ってくれる「布テープ」
「布テープ」とは、名前のとおりスフモスという布繊維で作られた梱包用テープです。ゴムをベースとした粘着剤を使っており、凹凸がある部分でもしっかり貼れる傾向にあります。
強度や粘着力が高く、重ね貼りもできるため、重い荷物を送りたいときや中身をしっかりガードしたいときにおすすめです。その反面、使われている粘着剤が熱に弱いため高温の場所でははがれやすくなってしまいます。
水に触れても大丈夫!「OPPテープ」
「OPPテープ」は、ポリプロピレン樹脂のフィルムをベースに作られた梱包用テープです。ほかの種類に比べてテープ自体の透明性が高いのも特徴。耐水性や耐湿性が高いため、水に濡らしたくないときはもちろん、宛名や伝票の上に貼って水濡れを予防することもできますよ。
その反面、フィルムを使っているためガムテープのように手で簡単にちぎれず、梱包に使う際にはハサミが必須になります。
ダンボール梱包における正しいテープの貼り方
軽い荷物であれば「十字貼り」
ダンボール梱包の基本といえる「十字貼り」は、梱包時に最も負担がかかるダンボールの中央部分を補強できる貼り方です。一般的に十字貼りで耐えられる重さは約10~15kgとされており、一人で持ち運べる程度の軽い荷物を送る際の梱包に適しています。
- ダンボールの底フタを揃え、継ぎ目に合わせて縦にテープを1本貼る
- 縦に貼ったテープとダンボールの中央で十字になるように、横にテープを1本貼る
十字貼りのやり方
重量のある荷物なら「キ貼り」
「キ貼り」は、前述した十字貼りを応用した貼り方で、カタカナの「キ」のような見た目が特徴です。十字貼りより梱包の強度をアップできるため、重たい荷物を送りたいときにぴったりですよ。
- ダンボールの底フタを合わせ、継ぎ目に合わせて縦にテープを1本貼る
- 底面を3等分するように、間隔を空けてテープを横に2本貼る
キ貼りのやり方
デリケートな荷物を梱包するなら「米字貼り」
「米字貼り」は、ダンボール梱包に使うテープの貼り方のなかでは特に耐久性が高い方法です。ダンボール自体の強度をアップできるため、電子機器や食器類などのデリケートな荷物を送りたいときにおすすめです。
- ダンボールの底フタを合わせ、継ぎ目に合わせて縦にテープを1本貼る
- 縦に貼ったテープとダンボールの中央で十字になるように、横にテープを1本貼る
- ダンボールの対角となる角同士をつなぐように、テープを斜めに2本貼る
米字貼りのやり方
ダンボール梱包をする際の注意点
テープはダンボールの側面に届くまでしっかり貼る
ダンボール梱包をする際、強度を上げるためにもテープがダンボールの側面まで届くようにしっかり貼りましょう。側面までテープが張られていないと、ダンボールに隙間ができてしまい、持ちあげたときに底抜けする場合があります。
クロス組みタイプのダンボールでもテープを貼っておく
クロス組みタイプのダンボールを使う場合でも、テープを貼って梱包しましょう。
クロス組みのダンボールは梱包の手間を軽減できますが、テープを使った梱包時より強度が低く、底抜けのリスクが高い傾向にあります。そのため、クロス組みタイプのダンボールを使う場合でもテープを貼って底面の強度を上げることが大切です。
梱包時は荷物の重量に注意する
ダンボール梱包をする際には、テープの貼り方だけでなく中に入れる荷物の重量にも注意しましょう。例えば、重い荷物を送る際に十字貼りで梱包した場合、重量に耐えられずに底抜けすることがあります。
ダンボールをおしゃれに梱包できるテープをご紹介!
たくさんの猫でラッピングを賑やかに
最初にご紹介するのは「倉敷意匠計画室」の「トラネコボンボン クラフト粘着テープ」。かわいらしい猫がデザインされた梱包用テープです。クラフト紙をベースとしているため、手で簡単にカットできる点も◎。幅も5cmと細すぎず太すぎない、丁度よいサイズ感になっています。
デザインされているのは、移動レストラン「トラネコボンボン」を主宰する、料理人の中西なちお氏が手掛けた猫のイラスト。手描きならではのやさしいタッチに加え、自由気ままに過ごす猫の姿は見ているだけで心が癒されますね。
トラネコボンボン クラフト粘着テープ
倉敷意匠計画室
¥594(税込・参考価格)
デリケートな荷物もおしゃれに梱包
こちらは「クノープワークス」の「FRAGILE マスキングテープ」。荷物に使われる取扱注意マークの一つである「ワレモノ注意」をおしゃれなフォントで表記した、スタイリッシュなデザインが魅力な梱包用テープです。
「ワレモノ注意」の表記の下には、品名を記載できるメモ欄もあるため、中に何が入っているのかを書いておくのもよいでしょう。モノトーンな色味も相まって、地味になりがちなダンボール梱包に高級感をプラスできますよ。
マスキングテープ
KNOOPWORKS
¥792(税込・参考価格)
大切なギフトに「華」を添える
こちらは「ワールドクラフト」の「養生テープ」。花束がガーランドのようにデザインされたテープです。ダンボール梱包からラッピングまで、多彩な用途に活用できそうですよね。ガムテープのように手で簡単にカットできるうえ、テープに撥水加工が施されているため、雨などで濡れるのが不安なときにも安心して使用できますよ。
ドライフラワーや森の生き物、手紙のスタンプ柄などといったデザインのバリエーションが豊富なのもうれしいポイント。カラフルながらもやわらかい色合いで、荷物を開ける相手へワクワク感を届けてくれるでしょう。
養生テープ 45mm Dried flower YT45-002
ワールドクラフト
¥605(税込・参考価格)
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