浸透印とはどんなもの?印鑑との違いやメリットまでわかりやすく解説
印鑑が必要な場面で、浸透印という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。でも、浸透印ってどんなものなの?この記事では、浸透印と印鑑の違いや、浸透印のメリットをわかりやすく解説します。毎日使いたくなるおすすめの浸透印もご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
浸透印とはどんなもの?
浸透印とは、インクを内蔵しているはんこのこと。はんこの印面にインクが浸透しているため、朱肉やスタンプ台がなくても捺印できる便利な印鑑です。日常生活では、丸型のネーム印や角型のスタンプを使っている方もいますよね。
浸透印は、もともとシヤチハタ株式会社によって開発され、全国に広まりました。このような背景から、浸透印という商品名よりシャチハタという呼び方のほうが馴染み深いんですね。
今やシヤチハタだけでなく、さまざまな文具メーカーが種類豊富に浸透印を販売しています。お気に入りの浸透印を見つけて、ぽんぽんと押す楽しさを味わってみて。
浸透印と印鑑の違い
日常使いしやすい浸透印は、一般的な印鑑とはどう違うのでしょうか?ここでは、3つの違いについて解説します。
インクと朱肉の違い
浸透印には、インクが内蔵されているのでキャップやカバーを外してそのまま押すことができます。また、インクがなくなった場合にはインクを補充すれば繰り返し使えますよ。オンオフ問わず、さっと気軽に使えるところが魅力的です。
一方で、印鑑には朱肉やスタンプ台が必要です。特に外出先で印鑑を使うときには、朱肉を持ち歩くか、使う場所で朱肉が用意されているかを確認しておくと安心です。
素材の違い
浸透印の印面には、インクが馴染むように特殊なゴム材が使用されています。やわらかく弾力のあるゴム材のおかげで、印鑑マットなしでもきれいに押せるんですよ。
また、朱肉が必要なタイプの印鑑では、木材や角、金属といった硬い素材が主流です。印影が変形しにくいので、特に印鑑登録された実印や銀行印に用いられますね。
使えるシーンの違い
浸透印と印鑑では、使えるシーンにも違いが出てきます。
浸透印の印面にはゴム材が使用されているため、経年劣化しやすいといわれています。また、ゴム印タイプは押しやすい一方で、力加減によって印影が変形してしまう可能性も。原則として、浸透印は公的な書類や契約書には使えないと考えましょう。
さらに、浸透印に内蔵されたインクは変色したり薄れたりと、朱肉に比べて耐久性が低いです。長期間保存する書類にも、浸透印の使用は避けるようにしましょう。浸透印と併せて、朱肉で押す認印を持っておけば、必要に応じて使い分けられますよ。
浸透印を使うメリットとは
インク内蔵で簡単に押せる浸透印。ここでは、そんな浸透印を使う2つのメリットをご紹介します。
誰でも使いやすい
浸透印は、朱肉やスタンプ台がない場所でもすぐに使えます。また、インクが乾きやすいので、うっかり手や書類を汚してしまう心配も少ないです。さらに、ゴム印なら押しムラも少なく、誰でもきれいに捺印できるところがメリット。
ネーム印や日付スタンプなど、種類も豊富な浸透印をどんどん活用しましょう。
持ち運びできる
浸透印にはインクが内蔵されているので、持ち運びに便利です。ペンケースやポケットに入れてもかさばらず、いつでもさっと取り出して使えますよ。
ネーム印なら荷物の受け取りや書類の回覧にぴったり。また、浸透印のデザインスタンプを持ち歩けば、外出先でも手帳デコが楽しめますよ。
ぽんぽん押したくなる、おすすめの浸透印3つ
いつでもどこでも使いやすい浸透印は、私たちの生活にちょっとした楽しさをプラスしてくれますよ。ここからは、自分らしい押し方を楽しめる浸透印をご紹介します。
浸透印に好きな色や言葉を重ねて
最初にご紹介するのは、「ミドリ」の「ペインタブルスタンプ」です。
こちらの投稿者さんは、クマのふきだしに日記の日付を記入。ぽんっとひと押しするだけで、かわいい日付欄のできあがりです。おだやかな表情のクマが、「今日も1日、お疲れさま」と優しく語りかけてくれているようにも見えますね。
長方形の浸透印は片手でも押しやすく、油性インクが綺麗に発色します。また、スタンプの上から色を塗ってもにじむことがないので、思うままにデコレーションできますよ。
付箋やメッセージカードに押せば、受け取った相手の心がほっこり癒されそう。インクが薄くなってきたら、専用インクで補充してくださいね。
ペインタブルスタンプ 浸透印 ハーフ クマのふきだし柄
MIDORI(ミドリ)
¥858(税込・参考価格)
浸透印でかわいいアイコンもお手のもの
続いて、「こどものかお」の「Pochitto6」をご紹介します。
こちらのノートで目を引く、鮮やかなオレンジの花。コンパクトで好きな部分にポチッと押せる手軽さがポイントです。「手帳や日記をさりげなくデコレーションしたいけど、イラストを描くのは苦手…」という方にもおすすめですよ。
「Pochitto6」は、6種類の柄が1つの浸透印になっています。油性インクを使用しているので、上から水性ペンで色を重ねてもにじみません。
色や柄のバリエーションも多彩なので、スケジュールやライフログの管理に活用しても◎。
Pochitto6(ポチッとシックス)
こどものかお
¥990(税込・参考価格)
浸透印なら字体だっておしゃれに
「Shiny」の「MINI DATE PRINTER」で、手書きだとちょっと難しいレトロな字体を楽しんでみませんか?
こちらの投稿者さんは、浸透印で日記の日付を記録しています。カシャンとスタンプが鳴る音に、日記を書く気持ちもぐっと高まりそう。「ネクタイ」のマスキングテープから漂う、ノスタルジックな雰囲気にもよく合っていますよね。
シンプルな丸G体で西暦表記されたスタンプは、オンオフ問わず使いやすいデザインです。日記やToDoリストの日付印としてはもちろん、書類や名刺の受け取り日をメモするのにも使えますよ。
また、西暦は2022年から2033年まで対応していて、交換用のインクもあり。一緒に暮らしを積み重ねるパートナーとして、長く愛用できますよ。
スタンテック Shiny MINI DATE PRINTER ミニデイトスタンプ S-300
¥1,100(税込・参考価格)
浸透印ではんこをもっと身近に
浸透印は誰でも簡単に、そして綺麗に押せるはんこです。朱肉やスタンプ台なしでも使えるので、気軽に持ち運べますよ。日記やスケジュール帳の日付印にしたり、伝言メモやカードをデコレーションしたりと、自由に押し方をアレンジして、はんこの面白さを感じてみて。
気軽に押せる浸透印はもちろん、手作りのはんこで手帳をデコレーションするのも素敵なアイデア。こちらの記事では、小さな消しゴムはんこの作り方や押すときのコツを紹介しています。