こんなところに鉛筆汚れが…簡単に真似できる落とし方を素材ごとにチェック
ふと気がついたら机や袖口などについている鉛筆汚れ。簡単に落とせると思っていても、意外に頑固でやっかいですよね。落とし方を間違えてしまうと、余計に汚れが広がってしまうことも…。そこで今回は、鉛筆汚れの落とし方やおすすめのアイテムをご紹介します。鉛筆汚れに困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
鉛筆汚れは不溶性だから落ちにくい
意外なところに鉛筆汚れがあって、落ちなくて困ったことがある方も多いのではないでしょうか。筆者の子どもは、紙からはみ出していろいろなところに鉛筆でお絵描きしていたことがありました…。鉛筆汚れは、水拭きしたり洗濯機で洗ったりする方法ではなかなか落ちません。その理由は、鉛筆のインクは不溶性だから。
しかし、汚れが着いてしまった素材別に落とし方を変えれば、家庭でも簡単に落とせるんです。鉛筆汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って落とすのがポイント。鉛筆汚れの落とし方とポイントを掴めば、きっと掃除や洗濯へのストレスも軽減しますよ。
こんなところにも…【素材別】鉛筆汚れの落とし方
早速、場所や素材に合わせた鉛筆汚れの落とし方をご紹介します。簡単にできる落とし方ばかりなので、すぐにでも実践できますよ。
机・テーブル・床
机やテーブル、床は鉛筆汚れが最も付きやすい場所ですよね。ここでは、セスキ炭酸ソーダ水や重曹水を含ませた布で拭く方法がおすすめです。二度拭きいらずで簡単ですよ。
ただし、コーティングされていない木やニスが塗ってある場所には使えませんので気を付けましょう。
また、頑固な鉛筆汚れにはアルカリ性の液状タイプの石鹸がおすすめです。固形の石鹸でもOKですが、泡立てるのが大変なので液状や泡状のものが手軽ですよ。柔らかい布で拭いて、必ず二度拭きをしましょう。スクラブ入りのものやメラミンスポンジは、素材を傷めるので避けてくださいね。
- セスキ炭酸ソーダ水(コーティングされていない木材やニス塗りは×)
- 重曹水(コーティングされていない木材やニス塗りは×)
- 液状タイプの石鹸(アルカリ性)
- 中性洗剤
- 歯磨き粉(スクラブ入りは避ける)
机・テーブル・床の鉛筆汚れにおすすめのアイテム
プラスチック
次は、ペンケースや下敷きなどのプラスチック製品についた鉛筆汚れの落とし方です。汚れの範囲が狭い場合は、消しゴムで擦って落としてみてください。この際、鉛筆汚れのついた消しゴムで擦ると汚れを広げてしまう場合があるので注意しましょう。
鉛筆汚れの範囲が広い場合は、液状タイプの石鹸を使った落とし方がおすすめ。液状タイプの石鹸を薄く塗って、濡れ布巾やウェットティッシュで拭きましょう。石鹸のヌルヌルが残らないよう、二度拭きも忘れずに。軽い汚れであれば、セスキ炭酸ソーダ水や重曹水でも落ちますよ。
- セスキ炭酸ソーダ水
- 重曹水
- 液状タイプの石鹸(アルカリ性)
- 中性洗剤
- 歯磨き粉(スクラブ入りは避ける)
- 消しゴム
プラスチックの鉛筆汚れにおすすめのアイテム
ランドセルの内側
意外に鉛筆汚れが付いているのが、ランドセルの内側。ランドセルがビニール製や合皮であれば、セスキ炭酸ソーダ水や、重曹水を含ませた柔らかい布で拭きましょう。液状タイプの石鹸の落とし方は、ヌルヌルが残りやすいのであまりおすすめしません。
ランドセルが本革の場合は、中性洗剤を水で薄めたものを含ませ固く絞った布で拭いてみて。本革の柔軟性が失われてしまうので、強くこすりすぎないよう注意しましょう。
しかし本革の場合、丁寧な落とし方でも表面を傷めてしまう恐れがあります。心配な場合は、革製品専用のクリーナーを使うか、ランドセルを取り扱っているクリーニングに出してくださいね。
- セスキ炭酸ソーダ
- 重曹水
- 中性洗剤
- 革製品専用クリーナー
ランドセル(ビニール製・合皮)の内側の鉛筆汚れにおすすめなアイテム
布製品
袖口やソファなどの布製品についてしまった鉛筆汚れは、もみ洗いをすると落ちやすくなります。洗濯機で洗える素材の布製品であれば、セスキ炭酸ソーダ水や重曹水、アルカリ性の液状タイプの石鹸を使いましょう。汚れた部分に洗剤をつけて、軽くもみ洗いして鉛筆汚れを浮かせてください。
もみ洗いしたあとは、いつも通り洗濯するだけ。洗濯機で洗えるタイプであれば、ぬいぐるみなども良いですよ。手でもみ洗いする落とし方だけでは綺麗にならない場合、歯ブラシで軽く擦ってみても良いでしょう。強く擦りすぎると破れる恐れがあるので注意してくださいね。
洗濯機で洗えないシルクやウール、革製品の服などについた鉛筆汚れの場合は、家庭で落とすのは難しいです。クリーニングなど、専門店に依頼することをおすすめします。
- セスキ炭酸ソーダ水
- 重曹水
- 中性洗剤
- 石鹸(アルカリ性。固形・液状どちらでもOK)
- 歯ブラシ(木綿)
布製品(洗濯機で洗えるもの)の鉛筆汚れにおすすめなアイテム
頑固な鉛筆汚れにおすすめのアイテム
とはいえ、どんなアイテムを使えば鉛筆汚れがしっかり落ちるのか気になりますよね。ここからは、頑固な鉛筆汚れにおすすめなアイテムをご紹介します。
鉛筆汚れの拭き取りに「キープクリーン&セーフスプレー」
まずご紹介するのは、机やテーブルについた鉛筆汚れにおすすめな「Aroma Fresco」の「キープクリーン&セーフスプレー」。弱アルカリ性洗剤なので、酸性の鉛筆汚れに適しています。原料は植物由来なので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えますよ。
鉛筆汚れの落とし方は、こちらをスプレーして乾いた布で拭き取るだけ。二度拭きの必要もありません。また、ボトルデザインもおしゃれなので、見える場所に置いてもおいても様になります。天然アロマのベルガモットの香りが気分も癒してくれる、おすすめのスプレー洗剤ですよ。
キープクリーン&セーフスプレー 480ml
Aroma Fresco(アロマフレスコ)
¥2,090(税込・参考価格)
鉛筆汚れのお掃除をスマートに。陶器のスプレーボトル
鉛筆汚れを落とすのに便利なセスキ炭酸ソーダ水や重曹水を、おしゃれなスプレーボトルに入れてみませんか?
こちらは、「ラシプーロ」の陶器でできたスプレーボトル。陶器の艶感が美しく、高級感がありますよね。ガラス瓶のような、徐々に広がる滑らかなフォルムも素敵です。
市販のセスキ炭酸ソーダ水や重曹水は、生活感のあるデザインのボトルが多く、掃除をするスイッチがなかなか入りませんよね。おしゃれな陶器のスプレーボトルを使えば、きっと鉛筆汚れを掃除するモチベーションをあげてくれますよ。
陶器 スプレー容器 ボトル
ラシプーロ
¥2,550(税込・参考価格)
鉛筆汚れは諦めないで落とし方を試してみて
鉛筆汚れの落とし方についてご紹介しました。水吹きや普通の洗濯では落としにくい鉛筆の汚れですが、落とし方を工夫すれば家庭でも綺麗にできることが分かりました。鉛筆汚れを見つけても、諦めずに今回ご紹介した落とし方を試してみてくださいね。
頑固で落としにくい汚れのひとつに、ハサミの粘着汚れがあります。以下の記事では、テープなどを切った後に残ってしまったハサミのベタベタ汚れの落とし方を紹介しています。併せて読んで、参考にしてくださいね。