どこか懐かしいキュートなデザイン。チェコの老舗文具ブランド「コヒノール」って？

チェコの老舗文具ブランド「コヒノール」をご存知ですか？シンプルかつ愛嬌のあるレトロなデザインが特徴で、その文具たちは世界各地で愛用されています。創業は1790年代に遡り、実は世界最古の文具会社の1つ。今回は、そんなコヒノールに焦点をあて、その歴史や魅力についてご紹介します。

えんぴつ作りから始まったコヒノールの歴史

コヒノールは、建築家や発明家、起業家として活躍していたJoseph Hardtmuth（ジョセフ・ハルトマス）氏が1790年に創立した文具ブランドです。コヒノールの製品たちは世界の展示会で数々の賞を受賞し、1900年にはパリ万国博覧会で「1500」という鉛筆がグランプリを獲得。以来世界的に有名な文具メーカーになりました。
このことは文具界の歴史に大きなインパクトを与えていて、コヒノールの「1500」が黄色い六角形の軸だったことから、現在も「鉛筆＝黄色」というイメージが残っているのだそう。私たちがよく目にする鉛筆の絵文字が黄色いのは、コヒノールの影響だったんですね。

その後も世界一の鉛筆工場として成長を続けていましたが、2度の戦争のあとチェコが社会主義国になったことで国有化。しかし、その後1989年にチェコの社会主義が終わり、会社として営業を再開しました。

ヨーロッパ各地のオフィスや学校などで多数使用され、現在は4500種類以上の商品が世界各地で支持されています。日本ではえんぴつの芯がカラフルになっている「マジックペンシル」や、キュートな「ハリネズミの色えんぴつセット」が有名ですよね。斬新ながらもどこか懐かしくて愛着のわくコヒノールは、あなたの毎日をもっと豊かにしてくれるはず。

コヒノールの文具たちをお迎えしませんか？

程よい太さがたまらない。えんぴつのような筆記具

こちらは、少し太めで短いフォルムがかわいい「ドロップ式芯ホルダー」。ノックをすると芯が出てきて、えんぴつのような書き心地を楽しめます。どこか懐かしさを感じられる、シンプルながら存在感のある見た目に愛着が湧くアイテム。ラフなスケッチなどにおすすめです。

いろいろな表情を見せるマーブル柄の消しゴム

こちらは、コヒノールのマーブル柄の消しゴム。なんと言っても、一度見たら忘れられない美しい模様が魅力です。すり減っていく過程でいろいろな表情を楽しめるので、愛着をもって最後まで使い切ろうと思えるはず。
個体によって一つひとつ色味や柄が異なるので、特別感も味わえますよ。こんな消しゴムがペンケースやデスクにあれば、目に入るだけで気分が上がりそう。

3色が1本になった「MAGIC」な色えんぴつ

こちらは、思わず見入ってしまうカラフルな芯が特徴の色えんぴつ。3色が1本にぎゅっと閉じ込められていて、その時々で全く違う色を楽しめる魔法のようなアイテムです。芯を当てる角度や描く方向を変えながら、遊び心いっぱいの作品を作ってみて。

カラーは、レギュラー、ファイヤー、トロピカーナ、アメリカン、ネオンの5種類があり、それぞれネーミングにぴったりな3色が入っています。レタリングやメッセージカードを書く際に使えば、人とは違う個性をアピールできそう。

また、 芯だけでなくえんぴつの持ち手も美しいマーブル模様が描かれているのがときめくポイント。ペンケースに入っていても、ペンスタンドに立ててもおしゃれで、その宝石のような存在感に毎日うっとりしてしまうはず。  

大人もワクワク。缶のペンケースとドローイングペンシル

レトロな雰囲気が漂うおしゃれな缶のペンケースに、6色の芯ホルダーと同色のカラー芯、そして消しゴムがセットになっています。芯は削る必要がなく、使うときに手元が汚れないのが嬉しいポイント。このセットさえ持っていれば、外出先でも気軽に描くことを楽しめます。

アルミでできたコヒノールの芯ホルダーは、適度な重みが心地よく書きやすいと人気。付属の芯も発色がよくなめらかで、コヒノールが長年愛されている理由を体感できるはず。缶のペンケースを開けるたびに、今日はどんな絵を描こうかな？とワクワクしてしまいますね。天然素材で作られたゾウ柄の消しゴムも可愛らしくて◎

文具好きの方はもちろん、小さいお子さんへのプレゼントにしても喜ばれますし、自分へのご褒美にしても満足感があるセット。コヒノールデビューにもおすすめですよ。

キュートでレトロなコヒノールの文房具たち

約200年と長い歴史をもつコヒノール。美しい建築物が並ぶ素敵な街並みのチェコが生んだ、アイコニックでレトロなデザインが多くの人を魅了しています。可愛らしい見た目と老舗ブランドならではの優れた使い心地を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか？どこか懐かしさを覚えるアナログな感触に、きっとときめくはず。