作家の想いが形に。こだわり感じるペーパーウェイト
ノートを開いたままにしてくれたり、風で飛ばされないように紙を押さえてくれたりと、デスクの上で活躍してくれるペーパーウェイト。なかにはデスクの上の小さなアートとしても、楽しませてくれるものもあります。アート作家が手掛ける「作品」のようなペーパーウェイト、気になりませんか?本記事は作家が創る、アートのように眺めていたくなる美しい4つのペーパーウェイトをご紹介します。
デスクの上のアート作品。作家デザインのペーパーウェイトの魅力
アート作家の手によって作られたこだわりのペーパーウェイト。おしゃれなペーパーウェイトは、見ているだけで心が弾むものですが、デザイナーに注目したことはありますか?アート作家が手掛けるものには、おしゃれな見た目以上に「作品」としてのアート性が込められたものもあります。
デスクの上の実用的な文具にふと目を止めた瞬間、はっとするような美しさや温かい作家のメッセージに気がつくのは素敵なアート体験です。一つひとつ、丁寧に仕上げられた手触りや繊細なデザイン性はあなたを虜にしてしまうかも。文具としてだけじゃない、楽しむアートとしてペーパーウェイトを選んでみませんか?
繊細なデザインに心も和む。アートのようなペーパーウェイト4つ
デザインする作家さんによって、姿かたちがまったく異なるペーパーウェイト。だからこそ、お気に入りの一つを選ぶ楽しみがありますよね。
手に取れる美しい氷の結晶。船山理也子(フナヤマリヤコ)/ Snow Cube
まるで美しい氷の結晶のようなペーパーウェイト「Snow Cube」。ガラス作家として活躍する船山理也子さんがデザインしています。船山さんは、ウィスコン州立大学で油絵を学び、その後東京ガラス工芸研究所を卒業。現在は、数々の素敵なガラスのアート作品を作り出しています。
透き通った氷に包まれた繊細な気泡に、静かな美しさが感じられます。グラスに入れてみると、まるで本物の氷のよう。一つひとつが、船山さん自身の手作業で作られた、まさにアート作品。同じ形のものは一つとしてありません。自分のためのアートを眺める時間は、きっと心に癒しを与えてくれます。
ほぼ3cmの立方体に収まるサイズで、書類などをしっかりと押さえてくれます。オブジェとして、デスク以外に飾っても素敵です。不揃いなようでいて、まっすぐにカットされているので安定感もばっちり。何個かを重ねて置けば、素敵なオブジェとなってデスクを楽しく演出してくれそうです。
Snow Cube
船山理也子(フナヤマリヤコ)
¥1,100(税込・参考価格)
ほっこりした姿に込められたデザイン性。吉岡俊哉 / ペーパーウェイト KOKEKO
木工クラフト作家の吉岡俊哉さんが手掛けたペーパーウェイト「KOKEKO」。木の風合いや木目の美しさを、そのまま作品に生かしているのが特徴です。可愛らしいモチーフの中に、面の取り方や角度にこだわったデザイン性の高さが見え隠れしています。
高さ約8cm、幅6.5cmのほっこりとしたニワトリは、デスクの上を可愛らしくも上品に演出してくれます。仕事や勉強の休憩時間に、ほっと一息つきながらこの表情を眺めるのもいいですね。きっと良いリフレッシュができて、作業もはかどるはず。
素材は、キャメル色の「ナラ」、白っぽい「メープル」、ブラウン色の「ウォールナット」の3種類。どの素材も世界中で愛されている銘木です。丁寧に磨き上げた木肌のなめらかな味わいに愛着が湧きそう。顔周りは着色せず、違う木を組み合わせて豊かな表情を作っています。一つひとつに込められた作家の愛が伝わってくるよう。
吉岡俊哉 ペーパーウェイト KOKEKO
旭川クラフト
¥3,080(税込・参考価格)
老舗の技法とデザイナーの融合作品。FUTAGAMI / ペーパーウェイト 菱形
真鍮鋳物メーカーの老舗「二上」の技術と、手工業デザイナーの大治将典さんのデザインが合わさって生まれた生活用品ブランド「FUTAGAMI」。真鍮製品の生い立ちを大切にしながら、未来に向かって新しいデザインを生み出しています。
こちらはそんなFUTAGAMIが手掛けるペーパーウェイト「菱形」。シンプルで洗練された雰囲気を放つアートのような存在感があります。クルミ大で手にすっぽり収まるサイズでも、真鍮ならではの重みで紙類をきちんと押さえてくれます。ゴールドの輝きと立体的な造形が、心に不思議な落ち着きを与えてくれますよ。
磨かれた2面と、型から取り出したままの鋳肌面とのコントラストが味わい深くとても綺麗です。真鍮は使う年月が長くなるほど濃く、味わいが増していきます。アートを愛でるように、変わりゆく表情も楽しんでくださいね。
ペーパーウェイト 菱形
FUTAGAMI
¥3,839(税込・参考価格)
メタルに吹き込まれた愛らしさ。村中保彦 / リス ステンレスペーパーウェイト
ステンレスやブロンズなどの金属を使ったメタルアートを制作する作家の村中保彦さんが手掛けるペーパーウェイト。野外彫刻から身近な文具作成までと幅広く活躍する村中さん。動物をモチーフにすることが多く、リアリティに富みながらも愛嬌たっぷりな作品を数多く創作されています。どれもユニークな魅力があり、ずっと眺めていたくなるものばかり。今回は、愛嬌たっぷりの可愛らしいリスの姿をしたペーパーウェイトのご紹介です。
手のひらにちょこんと乗る可愛いリスのサイズは、幅18cm×奥行44cm×高さ34cm。ステンレス製のずっしりとした重みがあり、安定性も抜群です。もぐもぐと食べ物を詰め込んでいるぷっくりと膨らんだ頬が、まるで生きているような躍動感を感じさせます。
オブジェとして飾れば、たちどころにメルヘンな世界が広がりそう。この可愛らしい姿を見ながら、愉快な物語の想像を膨らませているうちに、新しいアイデアが生まれるかもしれません。一つひとつが村中さんの手作りなので、一つとして同じものはありません。自分だけの愛らしい子を探してみてはいかが?
リス ステンレスペーパーウェイト
村中保彦
¥3,630(税込・参考価格)
ペーパーウェイトは身近に楽しめるアート作品
アート作家が手掛けるこだわりのペーパーウェイトを4つご紹介しました。作り手の繊細な仕事が、デザインの一つひとつに込められていましたね。ふとデスクの上に佇むペーパーウェイトに目をやれば、心のこもった「アート作品」が人々を楽しませてくれますよ。お気に入りの作品を探すように、ペーパーウェイトを選んでみてくださいね。